YAMAZEN(山善)ホットカーペット KU-S202の分解修理



2017-03-07

現象:YAMAZEN(山善)ホットカーペット KU-S202の片面(コントローラ側)が通電しなくなった(つまり、温かくならない)。

解決法:コントローラ裏面カバーを外して、内部の配線をハンダ付けして、通電可能にする。


詳細;

2015年3月購入後3シーズン目の使用ですが、今年(2017年)3月になって、片面(コントローラ側)が通電しなくなりました。別の面は通電しているので、どこか断線しているか、コントローラ内部の結線が切れているか、どちらかだと推測し、とりあえず分解しました。

なお、お約束ですが、購入後1年間の保障期間内なら片道送料負担でもメーカーに直してもらいましょう。また、あまり使いたくない言葉ですが、自己責任の範疇で、感電とか怪我には十分注意して作業する必要があります。


手順1 コントローラの裏面カバーをドライバでネジを緩めて外す。

他のホットカーペット(ワタナベ工業WA-202S、山善HU-202)のコントローラカバー(裏面)は通常のプラスネジでしたが、こちらの KU-S202は星型ネジでした。トルク(T10)の星型ドライバで開けました。 ※当方では、故障したHDDを分解するために十五年くらい前に買った「アイネックス 星形ドライバーセット TL-003=T5/T6/T7/T8/T9/T10/T15 7本セット」を使いましたが、最近ではダイソーなどの百円ショップでも置いてるようですので、そちらでもいいでしょう。


画像1 内部断線 画像1 内部断線       画像2 内部断線 画像2 内部断線

右側2つ(CD03とCD04)の配線が、H3/H4の端子から外れていた。



手順2 コントローラ内の配線の内、基板から外れた線を再度ハンダ付けして固定し直す。

カーペットに張り巡らされている熱線のどこかが断線している可能性もある(そしたらお手上げです)のですが、カバーを開けたところ、4本ある結線の内2本が基板から外れていました。ですので、まずはこちらをハンダ付けし直します。

※ 前にも扇風機のリモコンで内部のハンダが剥がれていたことがありましたが、全くそれと同じで、ハンダの量があまりに少なすぎて、使っている内に剥がれるのは当たり前という代物でした。



画像3 ハンダ付け 画像3 ハンダ付け     画像4 ハンダ付け 画像4 ハンダ付け

配線から分岐した微細な線をS4にハンダ付けします。温度センサーに関係しているのでないかと推測。
また、手前の固定金具もしっかりと閉じられてなかったので、ラジオペンチなどでしっかりと固定金具を閉じる。



画像5 通電確認 画像5 通電確認

最後に通電と温まることを確認して、カバーを閉じる。
面切替で問題だった面を指定して通電させ、5分後、十分温まることを確認。

それにしても、家にハンダごてとハンダがある人ってそうはいないので、気付かないならそのままゴミに出されてしまうのかと思うと、組立作業(人がやるのか機器なのか)の精度の問題はなんとかすべきではないですか、メーカーさん。


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