HITACHI扇風機 HEF-65R-W リモコンが動作しない。
2015-09-03
現象:HITACHI扇風機 HEF-65R-W リモコンが動作しない。
解決法:リモコンを分解して、内部の断絶箇所を半田づけして、通電可能にする。
詳細;
2013年購入後3シーズン目の使用ですが、次第にリモコンのボタンを押しても扇風機 HEF-65R-W 本体で反応しないようになりました。後で気付けば誤った対処法ですが、リモコン発光部(先端の透明LED部)を押したり、叩いたりして何とか反応させてました。
ですが9月に入って全くどうしようもなくなりました。
コイン電池(CR-2025 ダイソーで買った三菱製と上海問屋の5コ99円もの)を新品に交換しても反応しないので恐らく内部で断線しているのだろうと。。
そこで分解して半田付けすることに。
手順1 リモコンを分解
テレビやエアコンのリモコンはかなり複雑に噛み合わせてある場合が多いですが、このHEF-65Rのリモコンは縦方向の左右4箇所のみ噛み合わせがあり、単純に横から見て上下方向に押し上げるだけで簡単に外れました。100均などで入手できるドライバセットに含まれれる一番小さなマイナスドライバで隙間をこじ開けます。
リモコン分解画像1
リモコン分解画像2
リモコンを分解すると以下の3点になります。
電池ふたを固定するネジと基板をボタン面のカバーに固定するネジは2.5インチのHDDケースなどに付属する先細のプラスドライバで着脱します。
リモコン分解画像3
リモコン分解画像4
手順2 断線している可能性のある箇所を半田付け
半田ごては中学校の技術の時間に使っていたものを利用しましたが、800円位からあるようなので1本あると簡単な修理ができます。同時に電子機器用のハンダも入手しておきましょう。
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リモコン分解画像5
リモコン分解画像6
今回半田付け補修したのは3箇所。発光部の根元、コイン電池を固定するプラス側とマイナス側のメタル部のつけ根部分。いずれも中○クオリティでしょうか、分解した時にはすでに剥落しかけてました。
発光部の根元を半田で補修。恐らくここが断線したいた箇所で、リモコンを落とした際に剥がれたものと推測。
注;半田ごては数秒以上は基板に当てないようにします。ハンダを溶かし、整形したらすぐに離します。
リモコン分解画像7
プラス側のコイン電池固定金具。裏面にマイナス側の金具がありますが、両方とも剥落しかけており、上からたっぷりとハンダを乗せ、元からのハンダと十分混ざるように整形。
以上、ハンダによる補修後、カバーを噛み合わせて元に戻し、コイン電池をセットして作業完了。動作確認も問題なく元どおり。