HITACHI Woooリモコン(C-RT1)の分解・清掃



2016-02-07

現象:HITACHI Woooリモコン(C-RT1)音量ボタンの反応が悪い。

解決法:リモコンを分解して、内部のシリコンゴムを水洗いしてアルコールで拭いたり、基板表面(ボタン押下部分)をアルコールまたは接点復活剤で清掃して、通電可能にする。


参考にしたHP

Woooリモコン(C-RT1)分解
日立テレビ用リモコンC-RS6(TVリモコンC-RS4と同形状)分解方法!!? Uncle_JohnのPCの部屋/ウェブリブログ"


詳細;

2012年12月購入後4シーズン目の使用ですが、次第にリモコンのボタンを押しても反応が悪く、特に音量ボタンは指先で力を加える必要が出てきました。そこで、分解して清掃することにしました。



手順1 使用しなくなったプラカード(銀行のキャッシュカードや各種会員カード)を長辺の脇に差し込む。

カードは4枚ほどあれば、より簡単に開けられます。

リモコン分解画像1 リモコン分解画像1 リモコン分解画像1 リモコン分解画像2

先に「上下の辺」から何かを差し込んで分解するのは困難なので、まずはリモコンの真ん中辺りの左右どちらかにカードを差し込みます。カードの先端をやすりで削っておくと、より差し込み易くなります。

爪でダイヤルボタンの脇あたりをこじ開け、そこにサッとカードを挿しこみ、上下どちらかにスライドさせます。そしてもう一枚カードを挿しこみます。(画像2)

リモコン分解画像1 リモコン分解画像3

ダイヤルボタンの両脇はボタンシート(シリコン)が浮き上がり易くなってますので、片側がある程度浮き上がったら、反対側にも同様に2枚カードを挿します。勿論、片側にカードを差し込んで、うまく外れてくれればこの工程は不要です。



手順2 上下の辺を外す

手順1の「カード」を挿したままで、今度は上下の辺を外します。先の細いドライバなどを上側(発光部)に挿しこみます。そして、少しばかり力を加えて上辺をゆっくりと開いていきます。

リモコン分解画像1 リモコン分解画像4 リモコン分解画像1 リモコン分解画像5



こんどは下辺側にカードを挿しこみます。この時点で長辺側はかなり外れてますので、あまったカードを使います。カードの角から差し込み、スライドさせながら開きます。

リモコン分解画像1 リモコン分解画像6



以下、分解後の様子。

リモコン分解画像1 リモコン分解画像7 リモコン分解画像1 リモコン分解画像8

リモコン分解画像1 リモコン分解画像9 リモコン分解画像1 リモコン分解画像10

リモコン分解画像1 リモコン分解画像11 リモコン分解画像1 リモコン分解画像12



手順3 内部の清掃

ボタン部のシリコンシートは枠から外す際に少しばかり捻って外す必要があります。この際、くれぐれも裂けないように、ゆっくりと外します。(画像9)

あと、ダイヤルボタン部は上下左右の方向があるので、しっかり位置関係を確認しておきます。画像12で溝があるのが分かりますので、この穴にぴったり収まることを外す際に確認しておきます。

シートは軽く水洗いして、しっかりと乾燥させ、ボタンが基板に接触する部分を念入りにアルコールで拭きます。場合によってはアルミ箔を両面テープで貼り付けておいてもいいでしょう。

基板側は洗うわけにはいかないので、アルコールで拭いたり、接点復活剤を少量掛けて拭き取ります。

最後に再度組み直して完成です。問題だった音量ボタンも軽く押すだけでテレビが反応してくれるようになりました。

2017-04-15追記

>シートは軽く水洗いして、しっかりと乾燥させ、ボタンが基板に接触する部分を念入りにアルコールで拭きます。

と上に書きましたが、黒い突起は「誘電ゴム」で出来ており、これはボタンを押下した際に基板側と接触して通電状態とすることで赤外線を機器に向けて放出する役割があります。ですので、あまり水やアルコールで拭きすぎて剥離させない方がいいらしいのです。実際は、ゴムに誘電物質が練りこまれているとは思うのですが、拭きすぎると接触が悪くなるリスクもあるので、軽く汚れを落とす程度でいいのでしょう。

基板側も同様で、あまり強く擦らず、軽く汚れが取れる程度に拭くようにした方がよさそうです。

http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=19095240/#tab inserted by FC2 system