屋根裏換気扇の設置とグラスウール(断熱材)敷設  2022/01/29〜02/11



初稿:2022-02-18

我が家は築45年ほどで、屋根瓦をスレートに替えたり、壁の塗装、ブロック塀のコンクリート補修など大きな補修は築30年くらいに済ませているのだが、最近アンテナの老朽化など細かな補修箇所が出ており、アンテナやケーブル交換の準備のため屋根裏を点検したところ、天井裏断熱材がかなり剥がれたり、ずれたりしているのを発見した。

画像 施工前の状態 小動物の排泄物が付着した断熱材の除去後
小動物が侵入した形跡があったので、穴を塞ぎ、汚れた断熱材を除去し、古くて隙間だらけのグラスウール断熱材の上から新しいグラスウールを重ね貼りすることにした。
不幸中の幸いか、”トイレ場所”を決めていたようで、1か所にまとまっていたので、そこだけ断熱材を剥がすだけで済んだ。その後、上から塩素系漂白剤を水で薄めたスプレーを散布した。

画像 施工前の状態 小動物が持ち込んだ藁屑の除去
この上に座布団ほどの藁が固まっていた。(藁をゴミ袋に入れた直後)この後、更に掃除機で屑を除去。


画像 施工前の状態 硬化し、破れた断熱材

画像 施工前の状態 硬化し、破れた断熱材

同時に、近年の猛暑で、夏場の夜間、外は涼しいのにファンをいくら回しても室内の熱気が抜けないことが多く、屋根裏に熱が溜まっていることが原因と推測していたため、ついでに換気扇とダクトを設置することとした。

つまり、冬季の寒さ対策には窓や床下の断熱が必要なので即効性はないが、夏季の暑さ対策ということである。

4月以降は屋根裏での作業は暑くて厳しくなるので1月末から3回に分けて作業することとした。結果的に、風がなく、足場の悪い天井裏での作業ということもあり、外気は5度前後であったが、かなり汗だくとなり寒さは全く感じなかった。

敷設後は、寒さ対策としても多少の効果はあったようで、1〜2度くらいは暖房の設定を低くできるようになった。



準備した資材

・換気扇 天埋換気扇(低騒音形・ルーバーセット)FY-24C8  通常の換気扇では夏の湿度に耐えられない可能性もあるので「浴室換気扇」とした。   価格.com - パナソニック FY-24C8 価格比較   FY-24C8の商品一覧 通販 - Yahoo!ショッピング

・ダクト3mx3   K+BUILD アルミダクト 100mm×3m  980円ダクトはコンパクト収納タイプだが、すぐに施工するならこちらでも強度十分(2mくらいまで)。

・継ぎ手2  清水 亜鉛引スパイラルダクト用 継手 100mm

・クランプ2KUUQA ステンレス ホースクランプ 100mm 調整可能 φ91~114mm対応可能 4個入り

Batreetekダクトホース アルミ フレキシブルダクト 換気 排気ダクト 蛇腹 ダクト 口径100mm 長2m  いずれも外径φ100のダクトを外側から固定できる

ダイソー ステンレス金折隅金 38mm×38mm(2個)+ 50mm×50mm(2個)

・ステンレス・フリーステー金具3 (ダクトホースの真ん中付近を固定する支持材) ステンレス取付金具 約300mm | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア

アルミ自在ワイヤー シルバー 1.0mm×18.8m(ダクトホース固定)   100円ショップで購入した『アルミワイヤー』の商品一覧 (ダイソー)

ステンレス2Way取付金具 約148mm | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア 天井裏の鉄骨(垂木など)を2枚で挟みボルトで固定。そこに?フックを介して角材を吊り下げる。

ヤハタホールディングス ステン皿木ねじ JS 3.1×32  角材のサイズに応じてネジの長さや径を合わせる。ユニクロメッキでもいいが、ステンレス製の方が耐久性はある。

?型フック25mm(角材の先に取り付けて、ステンレス2Way取付金具に引っかける)

防水換気スリーブ PYSB-100

FPW-65 ツバ付貫通スリーブ70タイプ 因幡電工



・VVFケーブル ヨドバシ.com - オーム電機 OHM VVF1.6X2 10M [Fケーブル 1.6mm×2芯 10m]     OHM 屋内配線用 Fケーブル 1.6mm×2芯 10m (04-0351)

WN1001SW [埋込コンセント] パナソニック ワイド21コンセント WN1001SW | ホームセンター コメリドットコム

ナイスハット−Hタイプ | 株式会社カワグチ   ナイスハット NHAT−H | ホームセンター コメリドットコム

パナソニック テレホンガイド WN3022 ホームセンター コメリドットコム

パナソニック スナツプキャップ WH4021W | ホームセンター コメリドットコム

・グラスウール(断熱材) アクリアマット 5×43×288cm 密度10K(24枚入り) ホームセンター コメリドットコム  280cmほどの長いタイプ。アルミシートでなく普通のポリ袋入り。多少手荒く扱っても破けにくいが、端に釘など引っかけると破ける。

グラスウール(断熱材)HK−50 密度10kg 5×43×137cm(54枚入り) ホームセンター コメリドットコム  130cmほどの片面アルミシート(銀色)。アルミ側を外側(天井裏の屋根側、内壁の外壁側など)に向けて断熱効果を高める。

・木材(18x36mmの角材)(換気扇を埋め込む木枠 および屋根裏の梁や棟木に固定する吊り下げ木材として)

・ボルトとナット



補助資材

マスキング・ビニールテープ(資材の仮固定や絶縁)、ブチル粘着テープ(グラスウール同士の固定、ダクト排気口の隙間塞ぎ)、ウェス・ウェットティッシュ(テープ固定位置清掃)、一口タップ(電動工具用)、ペンライト、マジック・B鉛筆(排気口穴あけ位置取り)、メモ、メジャー、箒とゴミ袋



工具類

・電動ドライバ  スマートドリルドライバー BLACK+DECKER KR112   電動ドリル・ドライバー ブラック&デッカー KR112  ネジ絞め・緩め(回転方向の切替可)、キーレスチャック、

ジルコニウムコーティング 鉄工ドリル刃(ドリルビット)

・スパナ(またはモンキーレンチ)、はさみ、カッター、折畳のこぎり、マイナスドライバ (VVFケーブル外し)、プラスドライバ(ビス締め)、延長電源ケーブル、レジャーシート、脚立、古い掃除機(車や屋外用)



装備

・LEDヘッドライトジェントス(GENTOS) > GD-000 GD-002D  価格.com - ジェントス GD-000 GD-002D 価格比較
・ランタン2個
・記録用デジカメ(各、予備バッテリー)

・腕時計、タイマー(時間経過確認用)

・メガネ可ゴーグル セーフティーゴーグル K−m07GC4 | ホームセンター コメリドットコム

・帽子とライナータニザワ バンピーノ 白 | ホームセンター コメリドットコム

・防塵マスク簡易防塵マスク | ホームセンター コメリドットコム

・安全靴、グローブ、予備軍手、カラビナ


費用

Amazonで購入 10,731円

天埋換気扇 Y-24C8 ¥ 4.100
電動ドリル・ドライバー ブラック&デッカー KR112 ¥ 3.164
オカモト アクリル気密防水テープ 黒 片面 50mm×20m AS-02 ¥ 486
Batreetekダクトホース アルミ フレキシブルダクト 換気 排気ダクト 蛇腹 ダクト 口径100mm 長2m ¥ 1,079
OHM 屋内配線用 Fケーブル 1.6mm×2芯 10m (04-0351) ¥ 946
未来工業 防水換気スリーブ PYSB-100 ¥ 729
因幡電工 ツバ付貫通スリーブ FPW-65 ¥ 227


ホームセンター コメリで購入 15.298円

グラスウール(断熱材)HK−50 密度10kg(54枚入り) 5.580
グラスウール(断熱材)アクリアマット 5×43×288 密度10K(24枚入り) 6.080
K+BUILD アルミダクト 100mm×3m 680x3 2.040
亜鉛引スパイラルダクト用 継手 100mmx2 248x2 496
パナソニック 大穴テレホンガイド WN3022SW 42
ナイスハット NHAT−H 48x2 96
ステン皿木ねじ JS 4.1×32  448
タニザワ バンピーノ 白 301
コメリ 簡易防塵マスク  215


ダイソー  固定金具、ドリルビットなど15点 1.650円


以前からストックしていたもの

パナソニック ワイド21埋込コンセント WN1001SW
パナソニック キャップ WH4021W
M5ボルトとナット 2セット
角材
マスキング・ビニールテープ、ブチル粘着テープ
ゴーグル
LEDヘッドライトとランタン



第1回目作業 グラスウール(断熱材)敷設・第1回(リビング+座敷上) 2022/01/29(土)13:20〜18:20(実作業 13:50〜17:45)



注;実作業時間の前は、装備品・工具や脚立、レジャーシート(防汚)の取り出しと設置。作業後は道具の片付けと汚れの拭き取り。


1.換気扇設置場所の測定 (中央=第三番目の鉄骨=中央の破風下通風孔直下)

天井裏など殆ど入ったことがないので、換気扇を固定する場所や仕方を検討する必要がある。そのため、グラスウール敷設のついでに屋根裏の中心付近の柱や梁、垂木の位置やサイズを計測した。
写真にあるように、換気扇本体を持ち込んで測定する労力を省くため、換気扇のサイズを記した型紙を作成し、それを現地の設置場所に貼り付け、写真撮影して、周囲の柱や鉄骨との距離を物差しで測定し、メモした。



画像 換気扇設置場所の測定1

画像 換気扇設置場所の測定2 設置場所付近(裏側)

画像 換気扇設置場所の測定3 プレートをボルトで仮固定(吊り下げ用)

画像 換気扇設置場所の測定4 型紙を貼り付け

画像 換気扇設置場所の測定5 棟木固定位置から木枠までの距離測定

画像 換気扇設置場所の測定6 吊り下げプレートから木枠までの距離測定

画像 換気扇設置場所の測定7 ダクト通過位置の幅測定(中心部)

画像 換気扇設置場所の測定8 ダクト通過位置の幅測定(中心部)

画像 換気扇設置場所の測定9 ダクト通過位置の幅測定(上部)



換気扇サイズ 縦・横300mmx270 高さ249mm(本体200 + ルーバ13) 排気口中心から上部まで 90mm 排気口下端から上部まで140mm

・梁鉄骨 縦60mm 横30mm   梁鉄骨(東西) 上スペース 20cm  下スペース 鉄筋面まで123cm  天井面まで137cm  屋根から天井の最長高 165cm

・天井支持木材(棟木) 幅50mm  奥行(高さ)85mm  x2枚
・棟板からルーバー下部枠木まで 400mm
・一番上の横梁鉄骨から換気扇ボルト穴までの距離 ⇒ 柱・ボルト長 250mm(最長280mm)
・5分岐鉄骨の内、水平 および 垂直鉄骨の「幅と奥行」 30x60  φ100のダクトが通る位置 横梁鉄骨の下部から斜め支持柱まで100mm 上部幅60mm

(次回の準備)VVFケーブルを通すため、電話線が入っていた管を元に戻した(ケーブルは抜いて)。管先には何も付けず(途中で線が止まらないように) 以上15:10完了。


2.  グラスウール(断熱材)敷設  リビング+座敷上

・グラスウール(大サイズ)は部屋(下)で開封。そのままでは重くて、長くて持ち上げられなかったので、小分けにして運搬。

画像 グラスウール(大)の開封

画像 天井裏へのグラスウール敷設

画像 天井裏へのグラスウール敷設


・南西の端から順に、1面ずつ(敷設 ⇒テープ固定)のループ
座敷上はゴミと汚れが少なかったので、そのまま従来の断熱材の上に新規グラスウールを東西方向に1枠2枚ずつ敷設した。(大サイズ(43x288)⇒1部屋8枚、2部屋で16枚)

・南側の端  外とは若干の隙間を開けておく、天井とは隙間を作らないようにグラスウール包装袋の端どうしをテープで固定。内壁と旧外壁の間は通気性を考え、塞がず。部屋を仕切る内壁の間は隙間があり、各種ケーブルが通過しているので、放熱や風通しの意味もあって、上を完全に塞ぐことはしなかった。

・以前からのVVF配線は新しく敷いたグラスウールの上に転がし(新旧のグラスウールの間に挟まず)、接地面が少なくなるように、鉄筋や柱の上を通して浮かせておく。結節部(ジョイント部)は相互に離し、破損個所は上からビニールテープを巻く。
・アンテナ線や電線を通す部分の上はテープで固定しない。


第2回目作業 グラスウール(断熱材)敷設・第2回(東側2部屋上) 2022/02/05(土) 14:00-18:10(実作業 14:30-17:30)



2-1. VVFケーブルを旧電話線ジャック口から天井裏に伸ばす  14:30-16:00

  下準備1
  ・両端は予め先端加工(2芯剥き出し)。挿入側はテープで保護。室内側は「スナップキャップ」と繋いでAC電源を取れるようにしておく。
  ・下から入れてみて引っ掛かる場合、上から管を使って下に下す。(ケーブル単体で落とす場合、先端をビニル加工し、5mmほどの径の鎖をビニルに織り込む。)
  ・天井側の先端に「埋込コンセント(ホワイト)」を繋いで、電動ドリルなど作業できるようにしておく。
  ・工具はカラビナに袋を下げて持ち運ぶ。 電動ドリルのビット着脱は電気コードを抜いてから、手袋を付けて行う。足元を確かめてからドリルを操作する。

画像 「モジュラージャック WUK-2」の取外し

・以前電話線が通っていた埋込ボックスを使った。ボックスから「埋込モジュラージャック WUK-2」を外し、下から針金を入れていたが、天井裏から発見できず。そこで、VVFケーブルの先端にビニールテープを巻付け、先を撚って摘まめるようにして、天井裏から下した。

埋込ボックス

画像 以前電話線が通っていたVE管の通路

電話線が収納されていた「硬質ビニル電線管 VE管」2m に入れようとしたが、VVFケーブルの被覆抵抗が大きく、2mの管の先まで先端が出ず、断念した。VE管に収まっていれば、管先を直線的に上から下へ下せるはずであったが、それは出来なかった。

VE管

画像 VVF管の引き上げ1 ペンライトで当たりを付ける

・ボックス内に点灯させた小型ペンライトをテープで固定し、上から目印とした。
・家族にケーブル先に貼り付けたテープをボックスの脇へ引っ張りだしてもらった。

画像 VVF管の引き上げ2 大穴テレホンガイド「WN3022」をカラーに固定

・ボックスは上下左右裏面に穴を開けられるようになっていたので、裏面のプラスティックを捩じり切って穴を開け、VVFケーブルを裏から通した。(以前の電話線は上の穴を通っていたが、真上からピンポイントでVVFケーブルを通すのは難しかったので、ボックスの右横に引っ張り出して貰ったケーブル先を摘まんで、ボックスを手前に引っ張りながら裏面の穴に誘導して通した。)

画像 VVF管の引き上げ3 カバーを付けて完成

・最後に・パナソニック 大穴テレホンガイド(φ16) 「WN3022 」を、フルカラー埋込取付枠 WN3700Pパナソニック 取付枠 WN3700 )の中段に固定した上でカラーごとボックスに固定し、上からカバープレート(元から付いていたNTTのもの)を嵌めて作業完了。

画像 VVF管の引き上げ4 VVFケーブル先端をスナップキャップ「WH4021W」に固定

・VVFケーブルの室内側先端はスナップキャップ(ホワイト)/P「WH4021W」に固定して、普通の2穴コンセント口から電源が取れるようにした。VVFケーブルは被覆が厚いので先端から30mmくらいは外側のグレーの被覆を剥いでおくと、カバーを閉めることができる。

試行錯誤を数回繰り返したので、意外と時間がかかった。



2-2. グラスウール(断熱材)敷設 第2回目(東側の2部屋)

画像 グラスウール(小)の開封

・グラスウールは部屋で開封。(54枚包装された状態では重くて、長いので屋根裏に持ち込むのは難しい)

・北東部屋の北側(軒先に近い、狭い場所)からグラスウールを敷く。使えない元からのウールは取り外し、除去。裂けていてもまとまりのあるウールは端に寄せたり、上に被せて使う。
・南東部屋は南側から敷く。端から順に、1面ずつ(敷設 ⇒テープ固定)のループ

ステープル(ホッチキス)止めして、粘着テープをガムテープカッターに装着して使用。テープ自体は輪の中に紐を通してカラビナに取り付けてなくさないようにする。(1回目の敷設作業中に粘着テープがグラスウールの中に埋もれて見つからなくなった)

当初、東側の排気口の穴を拡張しようとしたが、鉛筆と電源を用意できなかったので、急遽グラスウール敷設に変更。
6畳2部屋の上だが、足場を移すのに手間がかかり、1時間30分経過。

画像 天井裏へのグラスウール敷設

画像 天井裏へのグラスウール敷設

屋根裏の梁の高さに合わせ、南北方向に1枠に付き、430mm幅のグラスウールを2枚ずつ敷いていく。浮いている木の梁や鉄筋、既存の転がしVVFケーブルの下を通すように敷きこむ。(天井板との密着性を保ち、ケーブルの発熱を中に籠らせないため。ただ、実際はVVFケーブルの発熱は上限の19A近くまで、連続して通電しないと問題にはならず、グラスウール自体は難燃性なので過剰に心配する必要はない)。



第3回目 換気扇の設置、排気口整備、ダクト接続・固定 + 北側に残りのグラスウール敷設 、座敷吊り下げ金具調整、絶縁テープ、工具回収   2022/02/11 12:30-18:40(実作業 13:10-18:10)




3-1. 電源の準備; VVFケーブルの元の電源(1口タップ)は30分後に入れてもらうことにしていたが、うっかりタップの片側は通電していることを忘れていたので、VVFケーブルの被覆を剥いている最中に鉄骨に触れ、ブレーカを落としてしまった。

タップでなく、被覆剥きとボックスなどへの挿入作業が完全に終わってからコンセントに差し込んでもらうようにすればよかった。

VVFケーブルの先端を100cmほど切り取る。先に下から来ているVVFケーブルの先端を剥出し加工して、WN1001SW 埋込コンセントに接続する。Wとか書かれている側に白い線(電源からの接地線)、逆の列に黒い線を差し込む。延長ケーブルを付け、先に一口タップをセット。

切り取った方のVVF両端を加工。換気扇側は既に剥いているので、コンセントの増設口側をコンセントのゲージ(剥き長)に合わせて削り出す。

換気扇本体側の差込口にはVVFケーブルを予め差し込んでおいて(接地側に白、電圧側に黒)、その後換気扇を設置場所に取り付ける。
換気扇側から来たVVFケーブルと埋込コンセントの送り穴との接続は、ルーバーを付けた後で、換気扇にダクトを取り付ける前に差し込む。差し込み後、動作を確認してから最後のダクトを取り付ける。


3-2 換気扇の設置

前日までの下準備

木材で枠を作り、換気扇をビス固定できるようにしておく。吊り下げ板を固定する枠側の位置に「あたり」を縦線を引いておく。枠の端から50mm程度。枠の外側と支持木材を仮止めできるように、枠側面の「あたり」に軽く電動ドリルで穴を開けておく。

画像 換気扇FY-24C8 1.開封後

画像 換気扇FY-24C8 2.横幅270mm

画像 換気扇FY-24C8 3.高さ200mm

画像 換気扇FY-24C8 4.ルーバー固定針金

画像 換気扇FY-24C8 5.木枠に固定(左の角材に?フックを打ち込み吊り下げ・右の金具にワイヤ)

画像 換気扇FY-24C8 6.棟木に2本の角材でビス固定する

・ 支持木材2本(吊り下げ板 各450mm)の棟木側先端に予めL字固定金具をビス止めしておく。その際、L字をペンチで内に曲げておく。(2/4に完了)



1. ステンレス2WAY取付金具 148mm 2枚で垂木鉄骨を挟んで、根本を2本のボルトとナットで仮固定する。(後で調整)
2. 3本の吊り下げ木材(柱)を換気扇にビスで仮固定して、設置予定位置に仮置きし、棟板への固定位置を鉛筆で印付けする。一旦、換気扇を下に置く。

画像 屋根裏換気扇の設置 1. 2本の支持木材を棟木にL字金具で固定する
3. 2本の支持木材を一旦取り外し、それぞれ棟木にL字金具で固定する(電動ドライバでビスを押し込もうとしたが、棟木が固すぎたので、3.5mmのドリルで穴を開け、その後、手動ドライバで4.1x32mmビスを固定した。)
4. 換気扇本体に取り付けた3番目の木材を、?フックで2WAY取付金具に仮固定する。

5. 棟木に固定した2本の吊下げ木材と換気扇の枠木を固定する。(手動ドライバ)
6. 固定ビスの本締め。2WAY取付金具同士を繋ぐボルトとナットを本締。
7. 4カ所目の固定金具(L字)にワイヤーを取付け、上方の鉄骨と結び付けて固定する。
8. 最後にルーバーを取付。 換気扇を左手で支えながら、ドライバでビスを締めるので、かなり汗だくになった。電動ドリルがなければ、棟木にビスを固定することはできなかったので、準備しておいた甲斐があった。

その後、タップの電源スイッチをオフにし、ドリルビットは外した上で、東側の排気口に移動する。



ダクトと接続した後のファン(ダクト設置については後述)

画像 屋根裏換気扇の設置 2.埋込コンセントと延長VVFケーブルの根本をナイスハットに収納

画像 屋根裏換気扇の設置 3.

画像 屋根裏換気扇の設置 4.ダクトと接続した後



3-3 排気口拡張とスリーブ固定

前日までの下準備

画像 ダイソーで入手したステンレス製網

画像 防水換気スリーブ PYSB-100

防水換気スリーブ PYSB-100の外壁側にステンレス製メッシュ(ステン製網=台所ゴミ受け)を固定しておく。スリーブの外側は根本で切断して外壁の厚さに適合するよう調整した。金網先端側を筒の内側に入れ込み、淵をブチルテープで固定。

画像 下側を残してブチルテープで固定

外壁側の外面にリボンまたはナイロン紐線を括り付けておく。(送風ファンの稼働状態を外から確認するため)雨水を抜くため、ブチルテープは下側には貼らない。


同様に吸気口用のステン網と排気管FPW-65 ツバ付貫通スリーブ70タイプ 因幡電工を粘着テープで固定しておく。2/4施工。



施工前の排気口付近(以前に電線が引き込まれていたが、現在は撤去されたので、板で塞いであった)

画像 施工前の排気口付近1

画像 施工前の排気口付近2

画像 施工前の排気口付近3 この約50mmほどの穴をφ110程度までドリルで拡大


1 (1口コンセントに繋いだ電源延長ケーブルを持参)スリーブの先端が出るよう、110mm径で円形に穴を拡張。スリーブ先端を壁に押し当て、鉛筆・マジックで切り込み線を引き、電動ドリルで細かく穴を開け、最後に手で掴んで千切り取った。

2  防水換気スリーブ PYSB-100 を内側から石膏壁にブチルテープで固定。ステン網ははみ出さないように敷きこむ。スリーブの室内側はワイヤで鉄骨と固定。

3 右側の吸気穴に、ステンレス浅型ゴミカゴを固定した「FPW-65 ツバ付貫通スリーブ」を押し込み、周囲をブチルテープで固定。



3-4. 残りのグラスウールを敷設(台所・洗面所・トイレ・座敷の押し入れ)+ダクト設置 + 座敷上の吊り下げワイヤの締め付け。

・旧断熱材の内、汚れて利用できない部分を切り取ってゴミ袋に入れる。 千切れた旧断熱材は適当な大きさに丸めたり、伸ばして、隙間埋めに使う。

・大きなゴミを拾った上で、掃除機をかける。 可能なら漂白スプレー
帰り道すがら、(荷物も回収しつつ)

1. ダクト取付。

画像 排気口(ダクト取付前)1

画像 排気口(ダクト取付前)2

画像 ダクト取付 継ぎ手で繋いで、ワイヤで固定 右の穴は吸気口

画像 ダクト取付 継ぎ手で繋いで、ワイヤで固定


・東側排気口からダクトを固定。端はクランプまたは継ぎ手の上にテープ、中間はステンプレートを下に敷いて、ワイヤーで鉄骨に固定して、上からテープを巻く。

2. 残りのグラスウールを敷設(台所上⇒洗面所⇒トイレ)。

3. 配線を植木鉢などで浮かせ、絶縁テープ補強。

画像 鴨居の吊り下げワイヤ引き上げ

4. 座敷の鴨居の吊り下げワイヤの締め付け。(注;座敷は以前壁だった箇所を取り外しているので、引き戸の鴨居中心部の真上をワイヤで屋根裏の鉄骨から吊って沈まないようにしてあり、そのナットが緩んでいる前提で締め直した)



3-5. VVFケーブル処理 + 後片付け

(換気扇の手元にて、作業の際は手にグローブをはめて、その上ゴム手で被覆部を持つ。)

・一口タップコンセントと延長ケーブルを回収。 

・換気扇と繋いだVVFケーブルを埋込コンセントの送り線口に差し込み、動作を確認した。シロッコファンが回転していること(口から風が出ている)を確認後、最後のダクトと接続し、クランプで固定し、上から粘着テープで巻く。

最後に、埋込コンセントを「ナイスハット」(ジョイントボックス)に収納しておく。(雨漏り対策) 

  回収物  漂白スプレー、電動ドライバ、掃除機+ホース、延長ケーブル、ランタン、資材箱(テープ、工具)、ほうきとゴミ袋。

最後に下に降りた後、脚立やレジャーシートを撤収し、工具や掃除機、ランタンなどを水拭きして後片付けが完了。防塵マスクは上から通常のマスクを2重に掛けていたが、結構埃で茶色になっていた。防塵マスクの角でメガネに(小さな)傷が入っていたので、次回からはマスク本体の端にマスキングテープとスポンジテープを貼り付けようと考えた。

作業前に炊飯器のセットや風呂掃除をやっておくと作業終了後、すぐに風呂に入れる。 inserted by FC2 system